わがままばかり言ってたくさん迷惑をかけてきたけど、
ずっと見守っていてくれた事、本当に感謝しています。
大人になってから、私の子供の頃の様子を尋ねると、
「右向けと言ったら左を向く子供だった」なんて事を言われたことがあります。
大きくなっても相変わらず言うことを聞かず、心配させた事、
迷惑をかけた事、思い返してみると数え切れません。
結婚が決まってからは特に、小さい時の事、反抗期の頃の事、
社会人になってからの事、大きな事から小さな事まで
いろいろな出来事を思い出して、そのたびに胸が熱くなりました。
まだ小さかった頃、お父さんは出張へ行くたびに
お土産に本やおもちゃを買ってきてくれましたよね。
今思えば、忙しい仕事の合間や疲れて帰ってくる途中などに、
毎回お土産を用意するのはきっと大変だっただろうと思います。
誕生日、ひな祭り、クリスマス・・・。
何かあると必ずテーブルにはたくさんのごちそうが並びました。
体が弱かったお母さんは、きっと1人で大変な思いをしながら、
期待している私たちのためにごちそうを用意してくれたのだろうと思います。
歯が生え変わる時は、
お父さんが糸をくくりつけて抜いてくれました。
自転車や鉄棒やテニス、スキーも教えてもらいました。
そして2人で交換甘記をした事や、
夏休みの自由研究で押し花で絵を作った事も
とても懐かしく、本当に良い思い出です。
高校の時はよく遅刻ギリギリで、学校まで車で送ってもらいました。
玄関にいた先生に「母さん玄関に突っ込んでくるかと思ったぞ」と
驚かれたのを覚えていますか?
先日最後の出勤日こ送ってもらった時には、
「この駅までの道のりを、これまでに一体何往復してくれたのか」と
涙が出そうになりました。
私が育った家は、明るくて暖かくて本当に居心地の良い家でした。
わがままで甘えてばかりの娘だったけど、
良いときも悪い時もずっと支えてくれて、見守っていてくれて、
本当にありがとうございました。
お父さん、お母さん
私は今、とても幸せです。産んでくれてありがとう。
そして、今まで育ててくれてありがとうございました。
どうぞこれからも見守っていてください。