お父さん、お母さん。
昭和58年10月6日、
私が生まれた日のことを覚えていますか?
逆子で生まれてきた私。
すぐに寝返りをしてベッドから転げ落ちた私。
生まれたときからずっと心配かけっぱなしですね。
小さい頃から興味を持ったことは何でも挑戦させてくれました。
たくさん褒められ、励まされ、
時には怒られることももちろんあったけど、
振り返ってみればこの29年間、
私は二人の愛情を目一杯受けて育てられてきたんだと心から思います。
お父さん。
お父さんは、父親としての愛情と厳しさを併せ持った最高のお父さんです。
忙しい合間にいろんなところに連れていってくれたり、
塾の送り迎えをしてくれたり。
―そして何かあったときは、どこだろうとすぐに飛んできてくれたよね。
北海道で悪戦苦闘の毎日を送っていたとき、
お父さんからもらった初めての手紙。
そこからあふれる温かさにどんなに救われたことでしょう。
私はいつだってお父さんの愛情に守られていたんですね。
お母さん。
お母さんは、私の最良の理解者です。
あと一歩が踏み出せない私をいつも後押ししてくれたよね。
そして、わがままな私の願いをいつだって聞いてくれて、
時として甘えから生意気な態度をとってしまう私を
その広い心で包んでくれました。
色とりどりのお弁当、今まで送ってくれたたくさんの手紙、
ついつい長引いちゃうおしゃべり。
どの思い出も大切な宝物です。
―私はお母さんのような母親になりたい。
初めて○○さんを紹介したとき、
優しい笑顔で迎えてくれたお母さん。
一人で結婚の挨拶に来た○○さんに、
「娘を頼みます」と頭を下げてくれたお父さん。
愛情の深さを改めて実感しました。
お父さんとお母さんは私の理想です。
二人が築き上げてきたような家庭を築けるよう、
お互いを思いやる気持ちを忘れずに歩んでいきたいと思います。
お嫁に行き、○○の姓を名乗ることはなくなりますが、
お父さんとお母さんから受け継いだたくさんの想いは
変わらず持ち続けるつもりです。
そしていつか親となったとき、二人のようになっていたいです。
家族のためにほとんど休みなく働いてきたお父さん。
そのお父さんをずっと支えてきたお母さん。
これからは二人の時間を大切に、ゆっくりと過ごしてください。
今まで大切に育てていただいて本当にありがとうございました。
私たち二人を温かく見守っていてくださいね。
大好きなお父さん、お母さんへ。